悪魔くんから学ぶキャラクター設定の重要性

この前アニマックスで再放送してた『悪魔くん』が最終回を迎えた
幼少時好きだったアニメなので毎週ニヤニヤしながら見てたんだけど今見てみるとその…要らない子が多い気がした


12使徒(キリストかなんか?)という設定的に12人いないといけないし六亡星を作るのに必要だという事は解ってるんだけどやっぱ多すぎるよ
放送回が当時のアニメとしては少なめの42話しかないんだし、悪魔くんの家族や友達(人間)、ファウスト博士やメフィストパパもいるからレギュラー・準レギュラーの数は20人を超える…これは12使徒がかすむのも仕方がない


とりあえずキャラの簡単な説明
悪魔くん:主人公 魔術・悪魔オタク 戦闘能力はぶっちゃけ弱いが精神面での見せ場が多い 目玉おやじ的キャラ
メフィスト2世:12使徒のリーダー的存在 戦闘能力はたぶん最強 鬼太郎的キャラ
百目:悪魔くんの親友的存在のマスコット系 目玉を飛ばしたり太陽拳みたいの出せる ワンピのチョッパー的キャラ
妖虎:温厚なお爺ちゃんキャラ 虎に化けて火を吐く
ユルグ:犬と狐の中間みたいな動物キャラ 狐火みたいのを操って戦う
サシペレーレ:黒人のピエロっぽいキャラ 回転しながら自らが竜巻となって攻撃する
鳥乙女:背中に翼を持つ美少女 翼で風を起こして攻撃する こうもり猫との絡みが多い
象人:ガネーシャ 怪力を誇る
果獣:パイナップルを巨大化したような外見 体の中が空洞になっていて仲間を乗せて移動できる 体の大きさを変える事も出来る 体についてる窓から太陽拳みたいのも出せる ぬりかべと一反木綿を足した感じのキャラ
ピクシー:赤と青の双子の小鬼でマスコットキャラその2 傷ついた仲間を手当てするだけの存在
幽子:おかっぱ頭の幼女 髪の毛に手のひらサイズの幽霊をいっぱい飼っている 照魔鏡という黒悪魔の力を跳ね返す強力な鏡を持っている
ヨナルデ・パズトーリ:外見は説明しづらい 博学のキャラで悪魔くんの良き相談相手
こうもり猫:黒猫に蝙蝠の羽が生えてる 黒悪魔と白悪魔のハーフ 戦いからすぐ逃げようとする 鳥乙女との絡みが多い ねずみ男的キャラ
…とこんな感じ


キャラデザはみんな素晴らしいと思うんだけど設定や役割が被りまくってる
とりあえず妖虎とユルグ、象人と果獣はひとりのキャラににまとめてもいいと思うんだ…象人好きだけど
百目と果獣は太陽拳が被ってるし、サシペレーレと鳥乙女の攻撃方法も被ってる、ユルグと妖虎なんてマリオカートの赤い甲羅と緑の甲羅程度の違いしかない
ヨナルデは説明キャラとして理由はあるけど敵の悪魔の解説は悪魔くんがこなしている ヨナルデの場合は悪魔くんの世界観での設定を説明するキャラなのでギリセーフ? まぁ、悪魔くん以外にもうひとりくらいなら頭脳派居てもいいよね
一番存在理由が解らないのがピクシー
仲間が怪我した時に薬塗ったり包帯巻いたりするだけ その程度なら幽子にやらせておけばいいと思うんだ…


もしも、12という数字に縛られないんだったら
メフィスト2世:切り込み隊長
百目:悪魔くんの親友 目玉を飛ばしたり太陽拳みたいな事ができる
妖虎ユルグ:普段はお爺さんだが戦闘の時は虎に化けて炎を操って戦う
鳥乙女サシペレーレ:背中に翼が生えた美少女 竜巻攻撃を得意とする
果獣人:怪力を誇るパイナップル型の悪魔 体の大きさを自由に変える事ができ、空洞の体の中に仲間を乗せて移動する事ができる
妖精少女 幽子:戦う事は苦手だが仲間の世話をしたりする優しい女の子 髪の毛の中に幽霊を飼っている 照魔鏡の持ち主
ヨナルデ:作戦参謀 豊富な知識と人生経験で悪魔くん達を手助けする
こうもり猫:お調子者でずる賢いが根はいい奴 鳥乙女との絡みが多い
…こんな感じならキャラ数を減らしつつ同じストーリー進行ができると思う


数を減らすと集団戦で困るかもしれないけど作中では4〜5人vs集団みたいな状況ばっかりだったし相手が何百単位の場合だったら見えない学校(悪魔くん達の秘密要塞)に乗って戦うんだから関係ないよねw


ボク自身『悪魔くん』は大好きな作品だし否定するつもりなんて毛頭ないけどキャラクター作りの一環としてたまにはこういう事を考えてもいいと思うんだ